顔を鏡でよく見てみると、
など気付くことがたくさんあります。しかし、その「しわ」はすべて同じものではありません。今回は意外と知られていないしわの種類についてご説明します。
しわは大きく分けると2種類に分けられます。
表情じわは表情を作っていないときに刻まれているしわのことです。若いときは笑顔や困った顔など表情を作ったときにだけしわができますが、年齢を重ねると無表情のときにもしわが残っています。それが表情じわで、ほうれい線・目尻・額・眉間によく見られます。加齢じわ、たるみじわ、筋肉老化じわと呼ばれることもあります。
原因と対策
表情じわは顔のクセと関係があり、日常生活の中で同じ表情を繰り返しているとしわが刻まれてしまいます。眉間にしわを寄せてしかめっ面をしていないか、同じ表情をしていないか、まずは意識して確認してみましょう。間接的にストレスが原因になる場合もあるので、イライラしないように過ごすことも大切です。また、ハリや弾力を保つようコラーゲン補給や保湿対策をして乾燥を防ぎましょう。
乾燥じわは名前の通り乾燥によってできるしわですが、さらに2種類に分けられます。
表皮性じわ(ちりめんじわ)
お肌の一番外側にある「表皮層」にできるしわです。肌の浅いところに細かく刻まれ、その細かさゆえに「ちりめんじわ」とも呼ばれています。目尻や目の下にできるのが特徴です。
原因と対策
表皮性じわ(ちりめんじわ)は肌の保湿力低下が主な原因です。20歳を境に角質細胞をつなぐ細胞間脂質や表皮の角質細胞に含まれているアミノ酸が減少していきますので、早い年代からの積極的な保湿対策が必要です。
加湿器を使用して空気の乾燥を防いだり、セラミドやヒアルロン酸など保湿成分が多く含まれる基礎化粧品を使用したりするのが良いでしょう。
真皮性じわ(大じわ)
お肌の「真皮層」にできるしわです。肌の弾力がなくなったりたるんだりすると刻まれる深いしわで、「大じわ」とも呼ばれます。額や目尻に多くできることが特徴です。表情じわのケアをしないまま放置しておくと、真皮性じわに進行する可能性があります。
原因と対策
真皮性じわは20代までに受けた紫外線が肌の負担となり、加齢とともに現れてくるしわです。紫外線は皮膚の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンを破壊します。2つの成分は肌の土台を作っているので、それが破壊されるとハリや弾力が失われ、たるみやしわとなってしまうのです。
紫外線対策は季節を問わず一年中行い、ジョギングや海水浴などシチュエーションに合った日焼け止めを使い分けましょう。日焼けをしてしまった場合はビタミンCを食事やサプリメントで補給し、ダメージを最小限に抑える努力が必要です。
上記のように、しわは顔の印象に大きな影響を与えます。たった1本のしわ、されど1本のしわ。部位ごとに異なる原因や特徴を理解し、予防していきましょう。
首にしわがあると老けて見られます。首は顔やほかの部位に比べ皮膚が薄く、汗腺が顔の2倍もあるのでうるおいやすい部位です。しかし、加齢に伴って筋肉が落ちてくると皮膚がたるみやすく、ハリがなくなると復元力が落ちてしまうという面もあります。また、スマートフォンの普及により、ずっと下を見る姿勢を取り続けていませんか?首にしわができたまま同じ姿勢をしていると、深いしわが刻まれてしまいます。
あてはまることがあったら要注意!
ほうれい線を筆頭に、口もとのしわは多くの女性の悩みです。口もとのしわにも種類がありますので、自分がどのしわのタイプなのかを見極めましょう。
細かく小さなしわがある場合、それは表皮性じわ(ちりめんじわ)の可能性が高いです。お肌の乾燥が主な原因ですので、しわが小さいうちに保湿・乾燥対策のケアを行いましょう。大きなしわになる前に予防することが重要です。
ほうれい線がくっきり刻まれている、笑ったり口もとを動かしたりするとできるしわは表情じわです。同じ場所に何度もしわが寄ると皮膚がその形を記憶してしまい、もとからあるものとしてしわが刻まれてしまうのです。真皮層や皮下組織など皮膚の深い部分に原因がある場合もあります。
顔の表情は表情筋と呼ばれる筋肉で作られ、よく笑う人や表情豊かに会話する人はそれだけで顔の筋肉を使っていることになります。しかし、無表情でいる時間が長いと筋肉が使われないため、たるみやしわのもとになります。意識して表情筋を動かし、顔のストレッチ(表情筋エクササイズ)を生活の中に取り入れて予防していきましょう。
眉間にしわがあると常に怒っている印象を与えてしまいます。主な原因は表情のクセと言われ、悩んだ顔をしたり目を細めて見たりすることが挙げられます。また、眉間は首と同様に皮膚が薄い部位なので十分な保湿ケアが必要です。肌の弾力を取り戻すため、コラーゲンも積極的にとりましょう。
額のしわはほうれい線や首のしわと同じく老けて見られる代表格です。主な原因は乾燥と表情のクセと考えられ、加齢が進むにつれてできやすいことが特徴です。額は外の空気にさらされやすい部位なのでお肌の保湿ケアをすると同時に、マッサージで表情筋を鍛えると良いでしょう。
目もとや目尻は年齢の違いがはっきり現れる部位です。目の周りにしわができやすいのは皮膚の薄さが原因で、同時に目は常に人間の視力として働いているため、目(眼球)の疲れが出やすい部位と言えます。コンタクトやメガネの使用、また最近では携帯電話やスマートフォン、パソコンなど電子機器の使用も増えています。どれも日常生活に欠かせないものとなっていますので、目の疲れに対するケアが必要です。
また、目の周りのしわを増やすもう一つの原因がアイメークです。メーク自体に問題はないのですが、マスカラやアイライナーなどをしっかり落とさないとそのまま汚れとなり肌に負担がかかります。メイク落としを使用する場合も、成分に注意しなければお肌の潤いまで落とすことになります。アイメークをしたときはしっかりメイクを落とし、ケアを充分行うようにしてください。
右記のイラストのように、鼻にもしわができます。このしわは小さなしわがだんだん刻まれてできたもの。鏡を見て気付く頃にはしわが深くなっているため、常に予防を心がけることが大切です。 鼻にしわができる原因は決まった表情をしていることです。顔がブルドックのようにくしゃくしゃになるまで笑ったり、顔に力が入ったりしていると鼻にしわが寄るので意識して注意しましょう。
一口にしわと言っても様々な種類があり、部位によってその性質が異なります。
保湿対策・マッサージなどご自分でできるケアもありますが、レーザーや高周波、超音波などでの治療は即効性もありとても効果的です。
「餅は餅屋」と言うように、専門知識のある美容皮膚科で相談することが美肌への近道です。「しわをなんとかしたい!」「気になって仕方がない!」という方は当クリニックの無料カウンセリングをご利用ください。THE CLINIC NAGOYAは美容医療の立場からしわを徹底的に研究し、患者さま一人ひとりに最適な治療法をご提案します。
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