出力の高いレーザーを皮膚表面に“点状”に照射(フラクショナル・テクノロジー)することで、正常な皮膚を多く残しながら、非常に優れた肌の入れ替え効果を実現したフラクショナル・レーザーの御三家と呼ばれているパール・パール フラクショナル/アファーム マルチプレックス/フラクセル2は、新しい皮膚若返り治療として最近特に注目を集めています。
老化した皮膚を全く新しい肌に入れ替え、キメの細かい若々しい肌に再生させ、さらに、たるみの引き締め効果、しわ、ニキビ跡を浅くする効果も期待できます。
パール フラクショナルは、肌のくすみなどのトラブルを解決する、一歩進んだ素肌の再生サーマルピーリング(パール)にフラクショナル・テクノロジーを採用することで、皮膚のより深くへ、より高いエネルギーを安全に届けることができる進化した最新式のアブレイティブ・フラクショナル・レーザー治療器です。
パール フラクショナルを照射した肌は、レーザーにて肌が蒸散(破壊)・凝固(変性および損傷)されることで、老化した古い肌が取り除かれ、数日から1 週間程かけてまったく新しい肌に入れ替わっていきます。“点状”にレーザーを照射するので、レーザーを照射していない(傷ついていない)肌を多く残すことにより、痛みや副作用、ダウンタイムを最小限に抑えることが可能です。
クレーター状の深いニキビ跡や凸凹肌、しわやたるみの原因老化してしまった肌を取り除き、健康な肌の状態に戻すことで、滑々ではりのある肌を取り戻します。
(レーザー照射直後)
(レーザー照射4日後)
そして長期的には、レーザーの熱で肌を刺激(加熱)してあげることで、老化して少なくなったコラーゲンを増加させ、入れ替えることが可能です。肌の表面だけではなく、皮膚の奥深くから健康を取り戻す、それがパール フラクショナルなのです。
Er-YSGGレーザー(2790nm)のパール フラクショナルは、水分に対する吸光度がCO2レーザー(10600nm)の約5倍、Er-YAGレーザー(2940nm)の約半分になり、確実な皮膚の蒸散と適度な熱侵襲を併せ持ちます。
アブレイティブ・フラクショナル・レーザー機器の中で、Er-YSGGレーザー(2790nm)のパール フラクショナルは、蒸散作用(アブレーション)と凝固作用(コアギュレーション)のバランスが非常に優れたレーザーで、安全にかつ確実に毛穴、ニキビ跡、しわ、たるみを改善します。
Er-YSGGレーザー(2790nm)のパール フラクショナルは、スポットサイズ300μmのドット状の穴を皮膚に開けていきます。照射密度は5種類から選択可能です。他のノン・アブレイティブ・フラクショナル・レーザーと同様に正常な皮膚を多く残すため、高出力にレーザーを照射してもダウンタイムを短縮することが可能です。
(パール フラクショナルを照射した直後の組織図)
真皮の一定の深度まで蒸散されていることが確認できます。更に、Er-YSGGレーザー(2790nm)は効果的な蒸散作用(アブレーション)と凝固作用(コアギュレーション)により、止血効果を期待できます。
(パール フラクショナルを照射した4日後の組織図)
レーザーの影響を受けなかった正常皮膚の浸潤により、速やかに創傷治癒が起こります。
パール フラクショナルの照射による熱影響により、レーザーを照射した周辺の真皮層において、コラーゲンの新生、増殖が起こります。
蒸散作用(アブレーション)が高く、逆に凝固作用(コアギュレーション)が低いEr-YAGレーザー(2940nm)のピクセルは、照射一回あたりの深達度が浅いため、深さのコントロールに非常に優れているという利点があります。しかし、深くレーザーを照射すると、毛細血管の凝固作用が低いため、照射した部分より出血する可能性が非常に高くなります。
凝固作用(コアギュレーション)が高いCO2レーザー(10600nm)のエコツーやアンコアは、微小血管をしっかりと凝固するため、治療後の出血はほとんど見られず、しわなどに高い効果を上げることができます。しかし、照射密度、出力が上がると、レーザーを照射したスポット隣同士の熱影響により、腫れやすい、または赤みが強く出るなどの欠点があります。
短時間(約20〜30分)で全顔の治療が可能で、麻酔クリームを塗布するため、治療中の痛みはほとんどありません。治療直後はひりひりとした熱感が生じるため、治療当日のメークアップは控えるようにして下さい。肌へのダメージ(赤みや軽い腫れ、ごわごわ感)も2〜5日ぐらいで落ち着き、その後、メークアップなど、すべての日常生活が普段通りに行えます。ただし、治療後は、万全の紫外線対策を心がけて下さい。