中村院長(医学博士)の先端癌治療研究センター職務中の「血小板における成長因子を利用した分子標的治療」の臨床・基礎医療技術を活かし、当クリニック独自に再生医療と美容医療の融合を実現しました。
血小板は人間の体の中で、血を止めたり、壊れた血管や細胞を治す働きをしています。血小板は、PDGF、FGF、VEGF、EGF、TGF-βといった様々な成長因子を放出し、この成長因子が体の細胞を元気にして若返らせることを可能にします。
PRP(自己多血小板血漿)とは、患者さまご自身の血液を採取した後、血液の中に含まれる血小板を特殊なフィルター装置を用いた遠心分離により得られる多血小板血漿に富んだ血漿(自己血液中に存在する血小板を非常に多く含んだ血漿)のことで、このPRPの中に含まれる豊富な成長因子を利用して、自分の力で顔の皮膚のしわやたるみを改善する若返り再生美容医療が「PRP血小板注入療法」です。
「高濃度W-PRP(自己白血球含有多血小板血漿)注入療法」は、凝縮させた血小板にさらに「白血球」が加わることで、PRPと白血球との相互作用により、本来自分が持つ再生治癒能力を最大限に引き出せる新しい血小板注入療法です。
「高濃度アドバンスW-PRPζ(ジータ)注入療法」は、W-PRP(PRP+白血球)にさらにコラーゲンの生成を促す「グロースファクター(細胞成長因子)」が加わることで、より強力に
自然治癒力と組織再生力が高まる進化した第三世代の血小板注入療法です。
従来から行われている若返り目的の注入療法(ヒアルロン酸やコラーゲン注入、ボトックス注射など)に比べ、自己の血小板などを用いることでの安全性、また高濃度W-PRP注入療法は美容外科手術や従来の注入物では改善が難しかった目もとの小じわ(いわゆる縮緬じわ)や深いほうれい線などの改善に特に効果的で、約1〜3年程度の持続性が得られます。
注入したW-PRP(自己白血球含有多血小板血漿)は、約1〜3年程度も持続しますが、その後も状態を観察しながら、定期的に注入を繰り返すことで、長期的な改善効果がより高く維持されます。
高濃度アドバンス W-PRPζ注入療法 |
高濃度W-PRP 注入療法 |
従来のPRP 血小板注入療法 |
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血小板の濃縮率 | 約6〜10倍 | 約6〜10倍 | 約2〜4倍 |
白血球 | 適量混合 | 適量混合 | ほとんど含まない |
グロースファクター (成長因子) |
血小板+白血球からのものに、さらに適量添加 | 血小板+白血球から | 血小板からのみ |
安全性 | 米国FDA認可 ヨーロッパCEマーク 取得 |
米国FDA認可 ヨーロッパCEマーク 取得 |
ヨーロッパCEマーク 取得 |
効果 | 安定・確実 | 安定 | ほぼ安定 |
効果が現れる までの時間 |
10〜14日程度 | 1〜2ヶ月程度 | 2〜3ヶ月程度 |
効果の持続性 | 約2〜3年 | 約1〜2年 | 約半年〜1年 |
ダウンタイム (赤み、腫れ、灼熱感など) |
数日〜1週間 | 数日 | 数日 |
高濃度W-PRP 注入療法 |
ヒアルロン酸注入 | 外科的治療 | ボトックス注射 | レーザー・光治療 | |
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ほうれい線 | ○ | ○ | △ | × | △ |
顔・たるみ | ○ | × | ○ | × | ○ |
しわ・たるみ・若返り | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
目の上のくぼみ | ○ | △ | × | × | △ |
目の下のしわ・くま | ○ | △ | ○ | × | ○ |
スキンケア | ○ | × | × | × | ○ |
持続期間 | 約1〜3年 | 数ヶ月 | 数年以上 | 数ヶ月 | 数年以上 |
短時間(約5〜10分)での注入が可能で、痛みや肌へのダメージも少なく、治療直後からメークアップなど、全ての日常生活が普段通りに行えます。